スタイル.シマダデザイナーズ賃貸住宅

外観は、建物の形を見せるというよりは、桜を包む空間をいかに作るかという点を重視し、3層のボリュームは、高さを抑えてはいるものの、桜の木に対してやや大き過ぎるように感じられた為、下から順に開口が大きくなり、逆に壁が少なくなるような立面とし、上部は、光の加減によっては空に溶け込むような建物を目指しました。 桜の花や葉が茂る季節には、外観上、建物はほとんど消えてしまうでしょう。桜の木の下からいつの間にか内部に入っているような住空間を目指しました。

桜の木を取り巻くようにボリュームを配置し、どの部屋からも桜が見えるような計画としました。各住戸は3層構成になっている為、各階それぞれにおいて、桜の木を違う高さから楽しむことができます。1階はやや限定された開口部から桜の黒々とした幹が見え、2階の窓は、桜の花または葉で埋め尽くされるため、窓部全体がその色に染まることになります。3階の窓からは、花や葉のある季節には、周辺の建物が隠されて桜と空だけを望るでしょう。

断面図